表具 Hyogu
掛軸 Kakejiku
書や東洋画を裂(きれ)や紙で表装して、床の間などに掛けて鑑賞するものである。掛物(かけもの)とも呼ばれる。日本の室内装飾では重要な役割を果たしている。
屏風 Byoubu
住空間の風よけや間仕切り、装飾の為に室内に立てて用いる家具。「風を屏障する(ふせぐ)もの」の意とされる。
額装 Gakusou
日本画、色紙、短冊、書、水墨画などを入れる額の総称。特に、色紙を入れるものは色紙額、短冊を入れるものは短冊額と呼ばれる。枠は木製か金属製が多く、入れ子は紺、臙脂、鶯色、灰色などが多い。入れ子があるものとないものとがあり、入れ子がないものは布地を貼った裏板が使われていることが多く、書や水墨画などをそこに直接裏打ちすることもできる。また、木製パネルに描かれた日本画などをそのまま額装できるものもある。
襖 Fusuma
木などでできた骨組みの両面に紙や布を張ったものでそれに縁や引手を付けたもの。和室の仕切りに使う建具の一つである。「襖障子」(ふすましょうじ)または「唐紙障子」(からかみしょうじ)と呼ばれることもある。単に「唐紙」と呼ばれることもある。
障子 Shouji
日本家屋における扉、窓に用いる建具の一つで、明かりを通すように木枠に紙張り(主に和紙、今では「化繊入り紙」もある)になっているものは明障子(あかりしょうじ)ともいう。
和紙壁装 Washi Hekisou
家の壁面を表具の技術を用いて施工。室と室の隔てとなるものに伝統和紙を張り上げた壁面。
障壁画 Shohekiga
襖(ふすま)・衝立(ついたて)などに描いた障子絵、床の間・違い棚や長押(なげし)の上の壁などに張りつけた壁張付(はりつけ)絵などの総称。広義には障屏(しょうへい)画と同義に用いられる。